歴史・文化

川めし

川めし

川めし

8月14日の早朝、別当川流域の住民が家族単位で川原に集まり、
五目めしを炊き、無縁仏(餓鬼)を供養する行事。
その由来は定かではないですが、年中行事のひとつとして
各地で行われていた『盆釜』または『餓鬼めし』などと
呼ばれた習俗が残存したものと思われます。

8月13日に川原を清掃し、釜床、座敷をつくるなどの下準備を
行い、14日の早暁、油揚げ、しいたけなどの入った五目飯を
炊く。そして柿の葉などの広い木の葉12〜3枚に盛り付け、
水辺の岩の上に置き、無縁仏にお供えします。
この後それぞれ無縁仏をおがみ、川めしを食べ、残りは
持ち帰りません。

尚、町内の他の地区でも同じ行事を行っているところもあり、
川めしを食べると仏恩によって夏病みしないと言われます。

近頃この行事も野外レクリエーション化しており、
時代の流れを感じさせます。

INFORMATION

アクセス 小豆郡小豆島町草壁
草壁別当川