歴史・文化

登録有形民俗文化財

中山の舞台

中山の舞台

登録有形民俗文化財

中山の舞台

中山の春日神社境内にあり、間口12.24m、奥行10.15mの
茅葺き寄棟造り、下屋は本瓦葺きとした蓋造りの
農村歌舞伎舞台。

現存の舞台は琴平の金丸座を参考に改築されたといわれ、
舞台裏の壁面に残る落書きから、文政年間(1818〜1829)に
改築されたことが推察されています。

回り舞台は、昔、牛に引かせて回したとも伝えられる
ちょっと変わった舞台だったみたいです。

ほかに、太夫座、ブドウ棚、二重台、スッポン(奈落から
役者をせり上げる装置)、セリを備えています。
芝居衣装や道具類もよく整い、今でも毎年春日神社で、
10月第2日曜日に農村歌舞伎が奉納されます。

当地区の観客は手作りのわりご弁当と酒などを持参。
島内外からの大勢の観客が、ゆるい階段状の桟敷に
陣取り、互いにお酒を酌み交わしながら歌舞伎を
楽しみます。

2023年度は改修工事の為、公演は開催されません。

INFORMATION

アクセス 小豆郡小豆島町中山