史跡
史跡
内海八幡神社は小豆島町馬木の西方、内海湾に面した海岸近く、標高45mの花崗岩丘陵上にあり、このあたり一帯は見事なウバメガシ極相林による社叢になっています。
社叢の主体であるウバメガシはよく成長して上層を占めますが、ごくわずかアベマキ、高木状のシャシャンボ、また点在するクロマツが見られます。中層は低木状のモッコク・シャシャンボ・クロガネモチ・ネズミモチ・イブキ・トベラ等の暖温帯性樹木からなります。
下層はあまり発達していませんが、ヒサカキ・ネズミモチ・イヌビワなどの低木がわずかに見えます。
林床は耐乾性シダであるヒトツバの発達が見事で、特に北参道の周辺および急斜面をなす地表における密生状態は足を入れる余地もないほどです。
これは典型的なウバメガシーヒトツバ群落の構成を示すものであり、生態状、極めて価値が高く、神浦の国指定天然記念物『皇子神社社叢』に匹敵する貴重な存在です。
アクセス | 香川県小豆郡小豆島町馬木 内海八幡神社 |
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