長崎のしし垣

二面(ふたおもて)長崎地区に全国的にも貴重な土壁でできた
『しし垣』が、吉野と二面の境界の尾根伝いに沿って、
ほぼ築造当時の形を残して連なっています。
土塀は長さ200m、最高部で1.6m、幅0.6mほどで、型枠を
組み、こねた土を3段に分けて積み重ねたものと
考えられているそうです。土塀のところどころに見られる
直径3cmほどの穴は、型枠を両側の板で固定した
『ヒッパリ』の跡。

また、この近くは『小豆島名所図会』にある
『雅良々々柵門(がらがらきど)』があったとされる場所です。
「(しし垣は)あたかも戦国の砦の如し、所々に往来の
木戸を敷く。吉野村の木戸は敷居を斜めにして造りて、
明けたるまま捨ておくに自ら閉まる工夫をなせり。
その(木戸を)引く時、音ががらがらと聴きゆるゆえ、
かくは名づけり」とあります。
ほかの村でも木戸門を朝夕当番が交代で開閉する
木戸番の制度があったことが記録に残っているよう。

おそらく全国一と思われる規模の小豆島のしし垣は
『島の万里の長城』と言われ、貴重な文化遺産、
歴史遺産のひとつになっています。
アクセス
小豆郡小豆島町長崎

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