遍路

遍路

遍路

その昔、弘法大師(空海)が生国讃岐と京都を往来の途中、小豆島に立ち寄られ、修行された険阻な洞窟、浜辺の庵など多くの御霊跡を残したと言い伝えられる。また、小豆島は古くから山岳崇拝の霊地が島内のあちこちにあって、中世には修験者らの修行する姿がみられた。札所のなかには、鎌倉時代にあげたつり鐘の残るところもあり、それぞれの寺院の歴史はかなり古い。

小豆郡誌などによると、小豆島八十八ヶ所霊場開創は、1686年で、四国八十八ヶ所の霊場になぞらえて創設したという。当時、寺院だけでは数が足らなかったため、新たに堂庵を建立して現在の霊場を定めた。小豆島八十八ヶ所霊場は、行程が四国霊場の約10分の1の手軽さであることもあり、毎年多くの人が訪れる。島の人々は、お遍路さんをお茶やお菓子、甘酒などでお接待して迎えた。この“おもてなし”の風習は、今も小豆島に残る